この記事では、2014年のNFLのプレーオフ、NFCカンファレンス決勝をテレビ観戦した感想を書いています。もう一方のAFCとうってかわった超激戦でした。


NFC_NFL



最近ではプロレスよりもアメフトにハマっています。NHK BS1で放送された試合の観戦記です。前回の記事で、G1でいうBブロック1位決定戦に相当、全体の準決勝ともいえる、AFC決勝のレポートをお伝えしました。今回はAブロック1位決定戦ともいえる、NFCのカンファレンス決勝のレポートをお伝えします。

NFCの決勝に残ったのは、アメリカの中北部にあるウィスコンシン州のチーム、グリーンベイ・パッカーズと、前年の全米覇者、ワシントン州はシアトル・シーホークスの2チームです。

新日本プロレス好きな方に解説すると、常勝メンバーである中邑(パッカーズ)と近年最強のオカダ(シーホークス)の激突というところでしょう。


広告


AFC決勝の感想

前年スーパーボウル覇者(全米優勝)のシーホークスは、タレントぞろいのチームです。パスだけでなく、足も速いQBラッセル・ウィルソン、何があっても絶対後ろに倒れないRBマーション・リンチ、DF陣もBest in the Business(業界最高の選手)と呼ばれるCBシャーマンに、脅威の跳躍のSSチャンセラーなど、スター選手ばかり。攻撃力もあるけれど、2年連続守備1位というチームです。

対するは、2014年度のMVPであるレジェンド予備軍のQB、アーロン・ロジャーズ率いるパッカーズ。的確なパスが持ち味で、得点数は今季は全32チーム中1位。言わばロジャーズの攻めとシーホークスの守りの戦いです。

しかし、試合は一方的なパッカーズの攻めでした。シーホークスのウィルソンはとにかく攻撃ができない(パスが通らない)。怪我しているという噂もあったロジャーズはそんなそぶりもみせず、とにかくパスが通るし、ランも良く出る。
シーホークスは前半の攻撃時間がほとんどないまま16-0と完封されてしまいました。ただ、ディフェンスが脅威の粘りで、4回の得点機会中3回をフィールドゴールに抑えます。最大28失点のところ、16点で抑えます。とはいえ、DFが頑張っているけど、オフェンスのミスが多い、言わばクソ試合の様相を呈していました。守備が決壊したらもっと酷い点差になることが想像されます。

しかし、この試合は後半が凄かった。3QにFGから走るトリックプレーで7点を返すものの、その後が続かないシーホークス。流れを引き寄せることができず、さらにパッカーズに3点を取られます。残り2分で、なんとかTDを奪って19-14とするものの、もう時間がありません。しかし、ここから奇跡がおこります。オンサイドキックというイチかバチかの戦法で、攻撃権を取り戻すことに賭けたのです。そして、まさかの成功。滅多に見ない戦法のうえ、成功率は25%しかないとのこと。土壇場でこんな事を成功させるなんて、神がかっています。

残り2分でTDを奪えば逆転勝利が確定というシチュエーションで、見事にTDを奪います。そして、ツーポイントコンバージョンも成功させ(あわや失敗かと思ったところでロングパス、びっくりしました)、ついに22-19と勝ち越します。

しかし、素早く攻めすぎたので、残り時間がまだあります。ロジャーズは脅威の集中力でササッとFG圏内までパスを通し、キッカーも強心臓で決して近くないFGを成功させ、22-22の同点となりました。

そして、延長戦であるオーバータイム(OT)です。どちらが有利なのか分からなかったけど、シーホークスが先攻に。そしてこの日全く活躍の無かったWRカースへのロングパスが通ってシーホークスが28-22で勝利!本当にとんでもない試合でした。

勝利したウィルソンは感極まって泣いていました。4回のインターセプトと、大不調といってもいい出来だったのに、DFの脅威の粘りと、土壇場でのウィルソンの集中力と強心臓がもたらした、素晴らしい勝利でした。スーパーボウルはシーホークス応援するしか無いですね。







当ブログは、一応プロレスブログ。他の最新プロレス情報はこちらで。

プロレス ブログランキングへ

sponsored link


モア 同じカテゴリの記事