この記事では、2011年5月5日、横浜文体で行われた大日本プロレス「Endless Survivor」の観戦記(前半)をご紹介しています。

※この記事は、過去に別ブログで公開していたものを、写真サイズを大きくして再度掲載しているものです

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デスマッチリーグ戦”一騎当戦”の全勝優勝者である佐々木貴が、伊東竜二の持つBJWヘビー級王座に挑戦する「ブロック&蛍光灯オブジェ+αデスマッチ」がメイン。
セミには大日本勢同士による全日本プロレスのアジアタッグ選手権試合、さらには045邪鬼’sとヤンキー二丁拳銃によるBJWタッグマッチ選手権など、純血度高めの年に2回のビッグマッチです。


当日の詳細は以下のリンクでご確認下さい。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/text/201105050006-spnavi.html
(スポーツナビによる記事)

http://www.bjw.co.jp/vm/game-sec_2942.html
(大日本プロレス公式ホームページ)


15時開場だったので、5分前に到着。

関内駅前には一応ダフ屋がいました。「全然売れねえなあ」とぼやいてました。
スポーツナビを見ていると、最近の大日は動員が芳しくない様子。最大2000人収容できる後楽園ホールで、ここ最近は800人程度の動員しかできていないようです。
(勢いのある時期は1300人くらいは動員してる)
年に2回の横浜文体大会は、2000人〜3000人くらい動員することもありますが、今回はどうでしょうか?

会場に入ると早速違和感を感じました。
2階席がガラガラなのはまだ良しとします(文体はそもそも3000人以上収容できるので、2階席は通常ガラガラ)
1階アリーナ席の座席が、少ない。最終的にアリーナ席は埋まってたんですが、設置座席がそもそも少ない。あまりチケット売れなかったのだなあ、と残念に思いました。

では、写真を交えて各試合の感想を書きます。
選手名とフィニッシュはスポーツナビの情報をもとにしています。


<オープニングタッグマッチ 20分1本勝負>

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大黒坊弁慶、○塚本拓海
(9分48秒 電光石火)
稲葉雅人、●大谷将司

大日本も若手が増えましたね。塚本選手と大谷選手は大日本の生え抜きのようです。弁慶さんは相当足が悪そうで、ステージから降りてくるのに四苦八苦してました。普段小さい会場でやっているからか、リング上で喋る(川崎出身のプライドにかけて担ぐぞ〜!など)選手が多かったです。文体だと全ての客席から聞こえるとは限らないので止めた方が良いと思いました。

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レフェリーはウォルターさん。いったいどこから何しに来た人なんだ??


<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>

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バラモンシュウ、バラモンケイ、●谷口裕一
(10分01秒 S.E.X→片エビ固め)
○忍、河上隆一、橋本和樹




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バラモン兄弟と言えば宇宙戦争。
激しい場外乱闘を想像してましたが、私の観戦していたあたりには来なかった。
それでも入場時は水を吐きまくり、場外乱闘では二階席からお告ゲルを落とすなどやりたい放題。
(見事にアリーナ席の選手の口に入ってた。)

谷口選手の激やせっぷりが気になりました。
一方で、大日の若手である河上選手、橋本選手の体の厚みがたのもしい。忍もなにげに筋肉増えてた。


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<第3試合 有刺鉄線ボード+凶器持ち込みデスマッチ 30分1本勝負>


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○竹田誠志
(12分31秒 ジャーマンスープレックスホールド オン・ザ・有刺鉄線ボード)
●星野勘九郎


竹田選手は2年前に文体のメインで当時王者の宮本選手に挑戦したり、若い(25歳)のに第一線で活躍しています。
カミソリデスマッチなどもをこなすくせに、ベースはアマレスで、とても良いフォームのジャーマンスープレックスホールドを放つという異色のデスマッチファイターです。
対する星野選手は現在35歳。どちらかというと負けの多い選手で、年齢差と負けん気を強調する煽りVTRが流れ、みんなで星野選手を応援する空気に。

星野選手は有刺鉄線を巻いたパイプ椅子、竹田選手は鯉のぼり(中に何か入ってる)を持って入場。
星野選手が大ハッスルして、竹田選手の腹に有刺鉄線付きパイプ椅子を置いてセントーン(もちろん自分も刺さる)を連打したり、リング上に有刺鉄線ボードを敷き詰めて「時計回り!」と叫んでから時計回りに河津落としを連発(←これ良いです!)したりと、同じキャリアながら格上となった竹田を追い込む。

ただ、竹田は鯉のぼりの中からアイテムを取り出す。
画鋲かと思ったけど、中身は「剣山」(!!)
これをきっかけに竹田が反撃し、最後はきれいなフォームのジャーマンで3カウント。

竹田としては星野ごときには負けていられない、という態度でした。

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(試合に使われた有刺鉄線ボード)


<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>

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○ビックバン・ウォルター、DJハイド
(14分48秒 ダイビングボディプレス→体固め)
シャドウWX、●アブドーラ・小林




ビッグバン・ウォルター選手は、過去にZERO-ONEにgacha-pingとして来日していた選手らしい。
数日前に関本とベルトをかけて戦っていたらしいが、ベルトを持っての入場……あれ?
シングルで関本に勝ったということか?



背が高く、若干ぷよぷよだけど、ごついパワーファイターという印象。
今回はそんなに動けるわけではない大日中堅勢との対戦なのが惜しまれる。
DJハイドも同じタイプの選手に見えた。(実はCZWのハードコア選手らしい)
ナックルパートが空振りしまくってて微妙だった。

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若干コミカルマッチになりつつも、フィニッシュはダイビングボディープレス
大型選手は迫力ありますね。




<第5試合 BJW認定タッグ選手権試合 檻・梯・棘デスマッチ 30分1本勝負>


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[王者組]葛西純、●“黒天使”沼澤邪鬼(045邪猿気違’s)

(22分25秒 旋回式ファイヤーサンダー→片エビ固め)

[挑戦者組]○宮本裕向、木高イサミ(ヤンキー二丁拳銃)


※第33王者組が初防衛に失敗。挑戦者組が第34代王者組に

さあ、これ以降は捨て試合なしですね。
これまでは善戦ばかりが注目されたヤンキー二丁拳銃ですが、そろそろ結果が求められます。
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相変わらずイサミは細すぎる…。

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右側にあるのが「檻」。反対側には「梯」ことラダーが。
そして左右のエプロン下には「棘」として有刺鉄線を巻いた木材の箱が設置されています。


王者組入場。葛西はいつも人気です。この日はオーバーマスクをかぶっていた。IMGP2170


かなり序盤から王者組は飛ばしていて、序盤で挑戦者組は2人同時にスパイダーネットに叩き付けられます。

ラダーでイサミを痛みつけ


そしてラダー上からのパールハーバースプラッシュ。



しかし、最初に檻(with蛍光灯)の餌食になったのは葛西。

その後あれこれあって、


さらに檻の上から狙う葛西をイサミが追う。
1対1で落とし合い…とおもいきや宮本も加勢!


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2人で葛西を投げ落とします。

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イサミがラダーからニードロップ、宮本は檻の上から奇麗なムーンサルト。
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最後は、イサミが檻に葛西を閉じ込め、その間に宮本が沼澤をしとめた。
写真を撮るのに気を取られていて、あっという間に終わってしまった感がありました。

試合後、握手を求める新王者組に対し、元王者組は…キスで応じる。そして、互いにキスをして退場する元王者組でした。新王者も真似して互いにキスして退場。

なんじゃこりゃ。

高さ/痛さ/派手さがあり、イサミも昔のようにやられっぱなしではなく、休憩前の試合としてはかなりの好試合でした。


さて、ここで休憩。あとはセミとメインなので、次の記事に続きます。



この興行のDVDでてるようです。


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