この記事では、妹が観戦してきたWRESTLE-1(W-1)の第1回両国大会の感想と、W-1の今後の姿について考えてみました。


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私と同じくプロレスファンをやっている妹がW-1両国大会を見てきたそうなので、感想を聞いてみました。

【この記事の要約】
妹によると、W-1はプロレスを知らない人にも楽しんでもらうための地道な努力をしていて応援したくなる団体であるが、今回の両国大会はTNA勢のがんばりが目立った。両エースとなるKAIと真田にはもうちょっと頑張ってもらいたい。

※最近人生が迷走しているので、記事の構成も試行錯誤してます。

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妹が見た、Wrestle-1両国大会の印象

プロレスファンの妹が、2014年3月2日に開催されたWrestle-1(W-1)の両国大会を観戦してきました。なんでも仕事の関係でW-1選手達と飲む機会があったそうで、そこで選手達が誠実にファン1人1人と交流する姿を見て、応援したくなり、わざわざ両国大会を観戦してきたそうです。

妹曰く、真田はファンを大切にする好青年とのことで、例え試合がダメでもずっと応援していきたい感じだそうです。W-1はそういうファンを大切にコツコツ支持を集めて行く団体という印象が大きかったようで、いきなり大会場で興行を打つことには違和感を感じていたようです。

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会場は空席が目立ち(発表では5,700人)、マス席は2人しか入れていなかったようです。(最大4人で座れる席に2人しか入れていないという意味です)

試合開始前にはリングアナによりヒール軍団「デスペラード」に関する説明があったり、分かりやすい映像があったりしたそうで、妹曰く「DDTほどふざけていないのでプロレス初心者には最適」とのこと。(※妹は宇宙パワーがいた時代からDDTを追っているので悪意ある発言ではないです)

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「中の上、小島そっくり」というメールと写真が私のケータイに送られてきました。中之上な。あとこっち早朝だからな。

真田がオースチン・エイリースからX-ディビジョン王座を奪取した試合では、TNAファンとみられる方々のエイリースへの声援が真田の声援を上回っていたようです。セミとメインに出場した真田やKAIは妹からすると「もうちょっと頑張ってほしい」とのこと。ただ、全体的には全日本色を出さないようにして、新規ファンを獲得すべく頑張っている発展途上の段階なので、これからも応援を続けたい、と妹は話していました。

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スカパーではW-1の番組「閃光通信」が見られます

W-1はどうあるべきなのか、妹と議論した

妹と話した結果、W-1は目指している姿とやっている事が一致していないという結論になりました。W-1の目指すのは、キャラクターやベビー・ヒールの色分けを明確にした「初心者でも分かりやすい」プロレスのようです。限られたファンを奪い合うのではなく、新規開拓ということで、妹も私もこの方針はとても良い事だと考えています。

しかし、それらの活動がまだ定着していないなかで、W-1は「メジャー団体」として動き出してしまいました。(TNAと協同開催した両国大会や、今後控えるビッグマッチなど)

W-1でプロレスに興味を初めて持ったファンがまだ少ない状況で、大きな興行を開くのはまだ時期尚早という印象があります。とくに、日本にはファンが少ないであろうTNAとの提携には頭をかしげてしまいます。例えばW-1でプロレスに興味をもった人が「アメリカのすごい団体らしいTNAも参戦するらしい」という情報でW-1両国大会のチケットを買うでしょうか?反対に、TNAを好むようなプロレスファンが、「初心者向け」のW-1の試合を見たいと思うでしょうか?

目指す事は悪くないし応援したいんだけど、目指す方向と手段が一致していない、ちょっと残念な印象です。手っ取り早く大物を連れてきて大会場を埋めようとする姿勢には、ドーム大会のためだけに大物が招聘されていた新日本プロレスの暗黒期を連想してしまいます。団体の最大の貢献者である武藤敬司の介入が現場とマッチしない状況からは、アントニオ猪木の姿を重ねたくなってしまいます。とはいえ、悲観ばかりしても何も生まれません!

まだまだ始まったばかりでこれからの団体であるW-1プロレスを暖かく見守りましょう!
(そしてできればチケットを買いましょう!)

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W-1って歯ブラシ業界では舌ブラシのいちブランドなんですね。



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