この記事では、2013年5月17日にテキサス州ヒューストンにて開催された、NWA Houstonのイベント "Shut up and Wrestle !!!"の観戦記(その3)を書いています。
ヒューストン在住のプロレスオタクが、NWAを見に行ったお話です。よろしければその1、その2とご覧ください。
さてさて、NWAのHouston大会、第1〜4試合まで見たわけですが、ローカルインディーだとこんなものかなあ、、という感じです。とはいえ、プロレスって見続けていないと分からない楽しさもあるので、そこはちょっと考慮しないといけませんね。とはいえ、この団体は、アングルやマイクアピールはそこまで重視しないようです。(月1回の興行なので、あまりアングルに頼っても良くないですしね)
さて、第4試合が終わったところで20分の休憩。試合はサクサク進んでましたが、休憩は20分以上あったかも。いくつか気づいたことを休憩時間のエピソードとまとめてお送りします。文化の違いなど感じ取っていただけると幸いです。
【観戦マナー】
試合中に多くのファンがやっていたお約束には次のようなものがありました。
・試合時間5分経過、10分経過、のアナウンスのたびに、観客はリングアナの方角を向いてThank You! とコール(お礼?)をする。
・リングアナ(1人だけしっかりスーツにネクタイしている)が出るたびブーイングする。
…リングアナはものすごいドヤ顔でブーイングを受け流す。
・試合中に観客席に向けてのアピールが長い選手(主にヒール)には、"Shut up and Wrestle(黙って試合しろ!)"と野次を飛ばす。
…この大会が"Shut up and Wrestle"なので、この日だけ?またはいつもみんなが言うヤジを大会名にした?
・立場上のベビーフェイスよりも、ヒールのほうが声援を得ることが多い。
…これは近くにいたプロレスオタクの嗜好の問題かも。あと、しょっぱい選手にはナチュラルなヤジが飛ぶことも。けっこう厳しいときもあります。寝技になったらブーイングとかそういうのはありませんでした。
・ボード持ってる人はいない。
…WWEじゃないからですかね。皆無でした。
・客同士はさすがに絡まない。
…自分が推している選手にヤジを飛ばした観客に食って掛かってエキサイトした観客同士が乱闘、、とかそういう危ない場面はありませんでした。ただ、前列の人のヤジに、後列の人が別のヤジで絡むことはあった。
・目立ちたがり、ウケ狙いのヤジが多い
…場外乱闘で選手が机に叩き付けられたとき、近くで見ていた少年に「お前のドクターペッパーこぼされないように気をつけろよ」とかそんなヤジを飛ばしていた人がいました。
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【会場について】
この会場はビンゴ大会とかするVMFという建物(退役軍人記念館みたいなもの)です。
椅子はボロくて固いので、3時間半の興行が終わる頃にはひどい腰痛に。。
売店はないんですが、そのかわりにバーが併設されています。バーでまったりしている人もいたので、会場とは別に入り口があるのかもしれませんが、何となく出入り自由に見えました。大会中の飲食物は、このバーのカウンターでみんな買っていました。一応飲食物持ち込み禁止なのです。
飲み物はおもに瓶ビール、食べ物は揚げ物とチップスです。1000円あれば何とか飲み食いできる値段だったと記憶しています。19時30分開始、近隣にレストランは無いという状況なので、けっこうな人が席で飲み食いしていました。
少なからぬ人が、ここで売られているビール小瓶8本入りセット(氷入りのバケツに入っているので、常に冷たい状態で飲める)を持っていました。
みんなで飲むのかと思いきや、1人で飲む人も。さらにもう1回買う人も。ちなみに、ここテキサス州は超車社会で、自動車保有は基本1人1台。車がないとどこにも行かれません。ちなみに飲酒運転は違法です。
あと、子ども達はドクターペッパーかスプライト を飲んでいました。太るぞ。
【売店】
休憩時間中は、選手たちが売店に立ってグッズ販売とサイン会をしていました。入場料よりもこっちの売り上げが大事なのは日本と変わらないようですね。
私はランスアーチャーのTシャツ($15)を買ってサインをしてもらいました。アメリカンサイコとは似つかぬ好青年でびっくりでした!
ランスアーチャーというより、KES(Killer Elite Squad)のTシャツですね。品質はあんまり高くないです。
ちょうど私の前にいた小学校高学年くらいの眼鏡をかけた少年が「サインください!」とランスアーチャーに駆け寄っていましたが「商品買った人だけだ」とランスに断られていました。太ったプロレスオタクがランスに「シェルトンベンジャミンが鈴木軍に入ったんだね」なんて話しかけていました。ランスの「鈴木軍」の発音が日本人の発音でした。
ランスアーチャー以外には、第1試合に出ていたメキシコ系の選手と、休憩明けに登場する女子王者ケイシーなどが売店に立っていました。15ドルのTシャツや、5ドルくらいのブロマイドを売っていました。
あと、人のよさそうなレスラー体型のスキンヘッドのおじさんがニコニコしてました。
めっちゃ良い笑顔!
また、そのとなりでレスラーっぽいミニスカートをはいたきれいなお姉さん(レスラーにしては細すぎる気もする)が自分のブロマイドを売っていました。休憩明けの女子王座戦の挑戦者かと思いましたが、違いました。スキンヘッドのおじさんの正体とこの女性の意外な関係は次回お届けします。
売店がそれなりににぎわっているので、20分とアナウンスされた休憩が30分くらいにのびてました。長かった。。
休憩明けは女子王座戦と、熱戦となったセミファイナルと、ランス・アーチャー(ランス・ホイト)が出場したメインイベントのレポートです。
テキサスまめ知識:ブーツ履いてる人は、日本人で着物を着てる人ぐらいレア。
【ご注意】
リンク・引用は歓迎。ただし、追加情報のない記事への引用はご遠慮ください。
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ヒューストン在住のプロレスオタクが、NWAを見に行ったお話です。よろしければその1、その2とご覧ください。
さてさて、NWAのHouston大会、第1〜4試合まで見たわけですが、ローカルインディーだとこんなものかなあ、、という感じです。とはいえ、プロレスって見続けていないと分からない楽しさもあるので、そこはちょっと考慮しないといけませんね。とはいえ、この団体は、アングルやマイクアピールはそこまで重視しないようです。(月1回の興行なので、あまりアングルに頼っても良くないですしね)
さて、第4試合が終わったところで20分の休憩。試合はサクサク進んでましたが、休憩は20分以上あったかも。いくつか気づいたことを休憩時間のエピソードとまとめてお送りします。文化の違いなど感じ取っていただけると幸いです。
【観戦マナー】
試合中に多くのファンがやっていたお約束には次のようなものがありました。
・試合時間5分経過、10分経過、のアナウンスのたびに、観客はリングアナの方角を向いてThank You! とコール(お礼?)をする。
・リングアナ(1人だけしっかりスーツにネクタイしている)が出るたびブーイングする。
…リングアナはものすごいドヤ顔でブーイングを受け流す。
・試合中に観客席に向けてのアピールが長い選手(主にヒール)には、"Shut up and Wrestle(黙って試合しろ!)"と野次を飛ばす。
…この大会が"Shut up and Wrestle"なので、この日だけ?またはいつもみんなが言うヤジを大会名にした?
・立場上のベビーフェイスよりも、ヒールのほうが声援を得ることが多い。
…これは近くにいたプロレスオタクの嗜好の問題かも。あと、しょっぱい選手にはナチュラルなヤジが飛ぶことも。けっこう厳しいときもあります。寝技になったらブーイングとかそういうのはありませんでした。
・ボード持ってる人はいない。
…WWEじゃないからですかね。皆無でした。
・客同士はさすがに絡まない。
…自分が推している選手にヤジを飛ばした観客に食って掛かってエキサイトした観客同士が乱闘、、とかそういう危ない場面はありませんでした。ただ、前列の人のヤジに、後列の人が別のヤジで絡むことはあった。
・目立ちたがり、ウケ狙いのヤジが多い
…場外乱闘で選手が机に叩き付けられたとき、近くで見ていた少年に「お前のドクターペッパーこぼされないように気をつけろよ」とかそんなヤジを飛ばしていた人がいました。
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この会場はビンゴ大会とかするVMFという建物(退役軍人記念館みたいなもの)です。
椅子はボロくて固いので、3時間半の興行が終わる頃にはひどい腰痛に。。
売店はないんですが、そのかわりにバーが併設されています。バーでまったりしている人もいたので、会場とは別に入り口があるのかもしれませんが、何となく出入り自由に見えました。大会中の飲食物は、このバーのカウンターでみんな買っていました。一応飲食物持ち込み禁止なのです。
飲み物はおもに瓶ビール、食べ物は揚げ物とチップスです。1000円あれば何とか飲み食いできる値段だったと記憶しています。19時30分開始、近隣にレストランは無いという状況なので、けっこうな人が席で飲み食いしていました。
少なからぬ人が、ここで売られているビール小瓶8本入りセット(氷入りのバケツに入っているので、常に冷たい状態で飲める)を持っていました。
みんなで飲むのかと思いきや、1人で飲む人も。さらにもう1回買う人も。ちなみに、ここテキサス州は超車社会で、自動車保有は基本1人1台。車がないとどこにも行かれません。ちなみに飲酒運転は違法です。
あと、子ども達はドクターペッパーかスプライト を飲んでいました。太るぞ。
【売店】
休憩時間中は、選手たちが売店に立ってグッズ販売とサイン会をしていました。入場料よりもこっちの売り上げが大事なのは日本と変わらないようですね。
私はランスアーチャーのTシャツ($15)を買ってサインをしてもらいました。アメリカンサイコとは似つかぬ好青年でびっくりでした!
ランスアーチャーというより、KES(Killer Elite Squad)のTシャツですね。品質はあんまり高くないです。
ちょうど私の前にいた小学校高学年くらいの眼鏡をかけた少年が「サインください!」とランスアーチャーに駆け寄っていましたが「商品買った人だけだ」とランスに断られていました。太ったプロレスオタクがランスに「シェルトンベンジャミンが鈴木軍に入ったんだね」なんて話しかけていました。ランスの「鈴木軍」の発音が日本人の発音でした。
ランスアーチャー以外には、第1試合に出ていたメキシコ系の選手と、休憩明けに登場する女子王者ケイシーなどが売店に立っていました。15ドルのTシャツや、5ドルくらいのブロマイドを売っていました。
あと、人のよさそうなレスラー体型のスキンヘッドのおじさんがニコニコしてました。
めっちゃ良い笑顔!
また、そのとなりでレスラーっぽいミニスカートをはいたきれいなお姉さん(レスラーにしては細すぎる気もする)が自分のブロマイドを売っていました。休憩明けの女子王座戦の挑戦者かと思いましたが、違いました。スキンヘッドのおじさんの正体とこの女性の意外な関係は次回お届けします。
売店がそれなりににぎわっているので、20分とアナウンスされた休憩が30分くらいにのびてました。長かった。。
休憩明けは女子王座戦と、熱戦となったセミファイナルと、ランス・アーチャー(ランス・ホイト)が出場したメインイベントのレポートです。
テキサスまめ知識:ブーツ履いてる人は、日本人で着物を着てる人ぐらいレア。
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