この記事では、2014年8月3日(日)に後楽園ホールで開催されたプロレスリングZERO-1の興行である「火祭り2014」の決勝戦の観戦記(その1)を書いています。

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友人に招待されて(無料で)観戦したゼロワンの火祭りがあまりに面白かったので、決勝を自腹を切って観戦してきました。

そのときの観戦記はこちら。火祭り、2014年開幕戦(その1)ZERO1観戦記

巨人戦がちょうと終了した東京ドームの雑踏を抜けて、後楽園ホールの1階でチケットを購入します。5000円の席と迷った結果、一番安い4000円の席を購入しました。南側のL列。あら、通路のすぐ後ろでとても見やすい席でした。不思議なのは、開始直前に買った当日券より後ろに沢山の人が座っていたこと。あれ?

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客入りは南側の後ろの入りが3割弱くらいでしたが、東西北はほぼ満員。開幕戦より増えて1300〜1500人くらいの入りでしょうか。

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第1試合 火祭り2014 Bブロック公式戦

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大日本の橋本和樹 対 ゼロワンの佐藤耕平によるリーグ戦です。


火祭りの煽りVTRが終わったら、場内にプロレステーマ屈指の名曲である「大日本プロレスのテーマ」が響き渡ります。無条件で興奮して手拍子してしまったけれど、橋本選手の入場曲なんですね。テンション上がります。
しかし、耕平選手はデカい。


以前、試合後に談笑して一緒に帰って行った姿を見たので、恐らくプライベートで仲の良い2人。馴れ合いの試合になるのか、はたまた無理矢理怒鳴り合うのか、とおもったら意外な展開となりました。


何発かやり取りした後で、橋本選手が笑顔で「耕平さん、やりますか?」と尋ねかけます。耕平も笑顔で応じます。何をするのかと思えば、延々と意地の張り合い。チョップにはチョップで、ミドルにはミドルで。四方のお客さんが見えるように、場外に出て、4面すべてで律儀に乱闘です。ベタと言えばベタなんだけど、やっぱり盛り上がってしまいます。
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南側場外での蹴り合い

橋本選手も粘りましたが、同じ攻撃数となると、やはり対格差がモノを言います。橋本選手の強烈な頭突きで耕平選手は額から出血したものの、その後のファルコンアローで見事勝利を飾ります。敗れた橋本選手には大歓声です。

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第1試合から良い出だしでした。


○佐藤耕平(3勝1敗1分=勝ち点7)
●橋本和樹(1勝3敗1分=勝ち点3)
8分11秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド※耕平がBブロック1位通過


これにより、耕平選手がBブロック首位決定。2位のデーモン選手とともに準決勝進出です。また、同時に田中雅将選手のリーグ敗退が決定。セミファイナルで行われる大谷・横山組の対戦相手が田中・小幡組に決まりました。


それにしても、大日本プロレスの橋本和樹選手、本当に良いですね。まだ2試合しか見ていないけれど、確実に場内を盛り上げる力と個性を持っています。直線勝負・肉体勝負が主流の大日本プロレスのストロングBJでも確実に個性を発揮できると思います。



第2試合 火祭り2014 Aブロック公式戦


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続いても大日本プロレスから関本大介選手が出場です。対するは崔領二選手。


インディートップクラスの対決です。勝った方がKAI選手に続いて準決勝進出です。
私は崔選手があまり好きでなかった(中途半端な印象が強かった)のだけど、火祭り開幕戦で非常に良い動きをしていたので、今回はとても期待していました。


試合は関本選手が優勢に進めます。ものすごい気迫でのヘッドロックやハーフボストンクラブで崔選手を痛めつけます。ただ、いつもに比べると気迫が足りなかったり、攻めが甘いように見えたのは気のせいでしょうか。

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関本、鬼の形相のSTF。迫力ありすぎて笑ってしまいます。

2度のハーフボストンとサソリ固めで攻勢だった関本選手ですが、崔は突然背後からの胴締めスリーパーを仕掛けます。しっかり極ったように見えたものの、関本選手は何とこれを立ち上がって振りほどきます。こいつはバケモノか!しかし、崔は執拗にスリーパーを仕掛けます。こんどはガッチリ決まったか、関本選手は手をバタバタと振ってもがきます。そしてゴング!決まりました!崔選手がシドマスも那智の滝も温存して勝利しました。


○崔 領二(3勝2敗=勝ち点6)
11分48秒 スリーパーホールド※崔がAブロック2位通過
●関本大介(2勝2敗1分=勝ち点5)


この結果を受けて、準決勝の組み合わせがようやく決まりました。


デーモン植田 対 KAI
佐藤耕平 対 崔領二

異色の対決と、ゼロワン同世代対決ですね。注目はデーモン。

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第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負

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続いては色々出てくるタッグです。


BM軍が入場し、YASSHIがマイクを握ります。要約すると「カス野郎ども、盛り上がっている火祭りで組まれたこの試合は、トイレタイムだ」
みんなが思っていたことを代弁しちゃいました。そして対戦相手チームを呼び入れます。セコンドの吉田くんは可愛い感じの若いお姉さんが誘導してます。(なお、中の人も同じ位の若いお姉さんでしたよ)

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客席の注目はパンダ(パンディータ・ヌエボ)に集まります。BM側もパンダを挑発しますが、なかなかみんなタッチしません。藤田峰選手が捕まる展開が続き、満を持してのパンダ登場、が、弱い。客席から楽しそうな失笑が漏れます。
私はパンディータ選手みたいな選手は弱そうに見えて実はすごい空中技を持っていると勝手に予想していたのだけど、特に飛ばず、ボディスラムの受け手を見る限り、意外と若手が入っているかも、と思いました。


試合は、拳剛がパンダをフォールして勝利。YASSHIの言葉通り、トイレタイムになってしまいましたね。


日高郁人、ジェイソン・リー、藤田峰雄、●パンディータ・ヌエボ
14分11秒 フロッグスプラッシュ→体固め
KAMIKAZE、菅原拓也、“brother”YASSHI、○拳剛


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後ろの小学生が「パンダ全然働いてないじゃん!」と言ってました。


準決勝の様子はその2に続きます。


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