プロレスに日本の未来を託すブログ

日本経済復興のカギは、プロレスにある!プロレスに学ぶ、ビジネス論をお届けします。

タグ:内藤哲也

この記事では、2014年10月13日(月、祝)に東京の両国国技館で開催された新日本プロレスのビッグマッチ、KING OF PRO-WRESTLINGの観戦記を書いています。長い興行になりました、セミのオカダ内藤と、メインの棚橋AJ戦です。


njpw_king_of_pro_wrestling_2014_015


台風が迫る関東地方、そんなことは気にせぬ9000人の観衆の大声援で、とにかく熱気が半端なかった新日本プロレスのKing Of Pro Wrestling 2014大会もいよいよクライマックスです。セミとメインの感想です。

 

広告



新日本両国大会 第9試合(セミ):東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦

権利者オカダ・カズチカ 対  (チャレンジャー)内藤 哲也

njpw_king_of_pro_wrestling_2014_014


意外な結末として、内藤勝利を予想する声が多いなかで、オカダ入場。ものすごい声援です。オカダドルが降り止みません。

オカダのものすごいスピードのロープワークにびっくりしていると、内藤の張り手一発でオカダが倒れてフラフラになる。もしや脳しんとう、と思いましたが直後に内藤が顔面蹴りまくっていたので、多分アングルでしょう。それにしてはあまりアングルを活かし切れていないように見えました。場外カウント19で内藤が場内に入れるという展開。

その後はオカダも何事もなくファイトして、今度は場外でオカダが内藤を叩き付け、内藤が19カウントで場内に入れられるという展開です。

しかし、内藤は本当に人気が出ましたね。終盤、オカダコールと内藤コールが場内を二分していたんですが、6:4くらいで内藤コールの方が多かったです。

そして最後の攻防は本当に手に汗握りましたね。レインメーカーを巡る攻防で5回くらい湧くという。初めてのオカダのIWGP防衛戦を思い出しました。

レインメーカーをかわされたオカダが、内藤を捕まえて、そのまま超高角度のジャーマン!そしてレインメーカーを決めて、オカダが完勝。何と3年連続で東京ドームのIWGPヘビー戦が決定です。


しかし、私はあろう事か、この熱戦のさなかに、前日のTNAの観戦疲れなどで眠気に襲われ、もうろうとしておりました。。せっかく良い席だったのに・・・


sponsored link


日本のプロレスはサムライTV、WWEはJ-Sports

新日本両国大会 第10試合(メイン):IWGPヘビー級選手権

(王者)AJスタイルズ 対 (挑戦者)棚橋 弘至
njpw_king_of_pro_wrestling_2014_017


さて、オカダと対戦するのは果たしてAJか、それとも棚橋なのか?9割以上の歓声を集めて棚橋が入場します。AJはブーイング、というわけでもなく、この半年弱の活躍が完全に受け入れられたようで、少ないながらも確実に声援が飛んでいました。

njpw_king_of_pro_wrestling_2014_016-2

セコンドにJJが付くものの、基本的に乱入などは無く、真っ向勝負が続きます。しかし、途中でJJがスーツとYシャツを脱いで乱入、、しかけるも棚橋が阻止。

一進一退の攻防の末、棚橋が完璧なタイミングでハイフライフローを2発決め、レフェリーが3カウントを叩く、その瞬間にレフェリーが消えてしまいます。何と、ここにきてジャレットがレフェリーを引きずり下ろしてしまったのです。

さらに、レフェリーが昏倒している隙にジャレットが黒いギターを手に、棚橋に襲いかか…(長い間)...ろうとします。棚橋危うし。キャプテン、止めてあげて!誰か、助けにくる正規軍はいないのか…(長い間)...と、その時、ものすごいスピードで、長髪の男性が私服姿でリングに走ってきました!

長い髪を後ろに束ねた、ガタイの良い長身のその姿は!まさか、もとWWEのKENSO(鈴木健想)?棚健コンビ??


そんなわけもなく、隣で観戦していた男性が「ヨシタツだ!」と叫びます。確かに、前髪に特徴的なメッシュが入っています。元WWEのスーパースターにして元新日本プロレス所属のヨシタツさんでした。

わずか数秒でJJを蹴散らし、そのままバックステージに追いかけて走り去って行きました。この間、わずか5秒?早すぎて誰だったか分からなかった人も多いのでは。


そうして再び一対一の真っ向勝負です。スタイルズがものすごく奇麗なフォームで450スプラッシュを決めるも、棚橋が完璧なタイミングで膝を立てて迎撃。そして棚橋がお返しにハイフライフローを決めるも、今度はAJが完璧なタイミングで剣山。2人ともフォームがキレイでした。

雪崩式のスタイルズクラッシュを阻止した棚橋が、再びハイフライフロー二発を決めて、なんと、棚橋勝利!!場内大爆発です。本当にすごい盛り上がりでした。

njpw_king_of_pro_wrestling_2014_018
熱戦を終えた棚橋のもとに、外道とオカダがやってきます。セミではマイクをとらなかったオカダですが、勝った棚橋を挑発します。

njpw_king_of_pro_wrestling_2014_019
お互いコーナーに上ってアピールし合いますが、大熱戦の直後だけあって、観客は完全に棚橋についています。
格の違いを見せつけられた感のあるオカダは言葉少なに立ち去りました。

その後は、棚橋劇場が繰り広げられた、のですが、私は同行者たちが台風の影響を気にしていたので、途中で会場を後にしました。

盛りだくさんすぎて胃もたれしたけれど、やっぱり見応えのある、高いチケット代に見合った業界最高峰の興行でした。


余談:棚橋のマイクアピール(なぜなら、俺がいるからだ!)がDDTのHARASHIMAの定番のやり取り

H:なんでかって分かるか?
客:なんでー?
H:なぜなら、鍛えてるからだー!

を意識したようなやり取りに聞こえてしまいました。


10試合終わって20時過ぎ、実に4時間超えの長丁場でした。良い興行だったけれど、もう1時間くらい短くないと年間ベスト興行には厳しいなあ。70点くらいの試合が多すぎて、結果的に平均点が伸び悩む気がします。(他の興行の70点より遥かにレベル高いんですけどね)

広告

本大会とあわせて昨年の大会もDVD発売中。


【ご注意】
リンク・引用は歓迎。ただし、追加情報のない記事への引用はご遠慮ください。

他の最新プロレス情報はこちらで。

プロレス ブログランキングへ

sponsored link

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

この記事では、2014年6月21日(土)で開催された新日本プロレス大阪大会「Dominion」の観戦記をお伝えします。まずは前半です。

photo

新日本プロレスの夏の大阪ビッグマッチDOMINION 2014が2014/6/21に開催されました。私は横浜在住なので生観戦する気はなかったのですが、家から行かれる距離のイオンシネマで「ライブビューイング」が開催されていたので、観戦してきました。全試合の感想を書いています。まずは前半5試合です。

第1試合:60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合

アレックス・シェリー &○KUSHIDA (チャレンジャーチーム) 

×ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン(第37代チャンピオンチーム)
 [16分50秒]ホバーボードロック  ※KUSHIDA&シェリーがジュニアタッグ王座奪取 


スーパージュニア準優勝も人気急上昇で王座奪回の期待が高まるKUSHIDA組。試合の前半はチームワークでヤングバックスを圧倒します。しかし王者組はシェリーの痛めている肩を集中攻撃します。しかし、痛みに耐えたシェリーも合体技を繰り出し、見た事もないような合体技の攻防の末、KUSHIDAがホバードロックをやや強引な形で決めて、念願の王座奪取でした。

もう、すごいのなんのって。第1試合かつ映画館とは思えないくらい会場は盛り上がってしまいました。第1試合にして、年間ベスト試合の候補です。

広告



第2試合:30分1本勝負

○内藤 哲也

×タマ・トンガ
[08分13秒] スターダストプレス→片エビ固め

昨年のG1覇者ながら、最近ビッグマッチで負けが混んでいる内藤がいきなり第2試合に登場します。トンガのトリッキーな動きに翻弄されながらも、スターダストプレスで危なげなく勝利を収めました。うーん、動けるヘビーの試合ということで、ジュニアのスピーディーなタッグの次に見るには厳しいかな。フィニッシュも内藤の悪い癖で、唐突な感じが否めませんでした。


第3試合:30分1本勝負

×本間 朋晃 &永田 裕志

柴田 勝頼 &○後藤 洋央紀
[11分20秒] 裏牛殺し→片エビ固め

永田と柴田の遺恨勃発で注目が高まる一戦。2人のやり取りは激しかったのですが、歓声を浴びたのは本間でした。柴田と激しくやり合いながら、エルボーで突然ノックアウトされ、しばらく倒れっぱなしになる本間。しかし息を吹き返し、小コケシを炸裂させて嬉しそうな本間。口の中を切りながらも奮闘する本間。コケシはやっぱりかわされる本間。裏牛殺しに沈む本間。(その間、柴田と永田はリングそっちのけでやり合い、バックステージまで乱闘していってしまった)

第4試合:60分1本勝負 NWA世界タッグ選手権試合

○小島 聡 &天山 広吉(チャンピオンチーム)

×デイビーボーイ・スミスJr. &ランス・アーチャー(チャレンジャーチーム)
[15分26秒] ラリアット→片エビ固め※天山&小島が3度目の防衛に成功

なんというか、もう・・・この組み合わせ、おしまいにしませんか?既視感ばっかり。いつの間にか眠りに落ちていて、時折巨漢コンビのとんでもない技に目を覚ますんですが、やっぱり寝ていて、気づくと小島が勝利していました。


sponsored link


第5試合:60分1本勝負 IWGPジュニアヘビー級選手権試合

○飯伏幸太(第67代チャンピオン)

× リコシェ(チャレンジャー/BOSJ XXI優勝者)
[13分37秒] フェニックス・プレックス

ライブビューイング会場で一番注目を浴びていた一戦です。

白いコスチュームに身を包んで、大きな歓声のなか入場するリコシェ。飯伏とコスチューム被るかな、と思ったら、飯伏は青と白のツートンカラーの新コスチュームで入場してきました。どちらもすごい会場人気です。「リコシェ」と「イブシ」の音が似ていて、どちらに声援が多いのかわかりませんでしたが、何となく「リコシェ」コールが多かった印象です。神戸を拠点とするドラゲー参戦ということもあるのか、Best of Super Juniorの試合がよっぽど支持されたのでしょう。
真っすぐなファイトスタイル、スラットした身体と真っすぐな瞳が、外国人レスラーながら人気を獲得しそうだな、と感じました。

試合はもう、本当に凄かった。ゴング直後の攻防はとにかくかわし合い。お互いにキックと空中戦を得意とすることもあって、合わせ鏡のように攻防が噛み合います。その場飛びのシューティングスタープレスとか、その場飛びのカンクーントルネードとかがサラりと出てきます。

そして、会場の度肝を抜いたシーンが連発します。

まず、ダメージを受けて場外に出た飯伏をリング中央から睨みつけるリコシェ。飛び技か、と思うと様子がおかしい。ロープ越しではなくて、コーナーの支柱越しに睨んでいるんです。予感は的中です。リング内から助走をつけた、鉄柱越えのノータッチトペが、飯伏に炸裂です。すげーとしか言いようが無いです。

続いて、コーナーに上ったリコシェを飯伏が迎撃し、エプロンサイドからスワンダイブでフランケンシュタイナーを炸裂!これだけで凄いんですが、リコシェはなんと、そのまま1回転して着地してしまいます!「えええっ!」と観衆どよめきます。

その後もハイキック(リコシェのペナドリラー)を巡る攻防や、飯伏の怖い打撃連打が続きます。飯伏の渾身のラリアットやシットダウン式ラストライドも決まらず、この試合は決まるのだろうか、というところで、飯伏がリコシェを再度パワーボムの要領で担ぎあげました。ああ、ついに新日本でもこの技を出す日が来たんですね。一昨年のDDT日本武道館大会でケニー・オメガ相手に放って以来封印されていた、あの技です。パワーボムの体勢のまま手を折り畳み、ジャーマンの要領で後ろに投げる最終技、フェニックス・プレックスです。こうして激戦は飯伏の防衛で幕を閉じました。第1試合も凄かったけど、この試合はもっと凄かった。

互いを讃え合う試合後のやり取りにもジーンとしてしまう、本当に素晴らしい試合でした。休憩前にして、入場料の元を取ったな、と思いました。

で、休憩か・・と思ったのもつかの間、怒濤のG1クライマックスの出場者と主要カード発表が行われ、開幕戦からAJスタイルズ対オカダとか、夢のようなカード連発で、胃もたれしそうになりました。

休憩後の4試合の様子は、その2でお伝えします。

広告

昨年のDominion。オメガに放ったフェニックス・プレックスは飯伏DVDのDDT版に収録されてます。生観戦してましたが「オメガが壊される!」と本気で心配になりました。


【ご注意】
リンク・引用は歓迎。ただし、追加情報のない記事への引用はご遠慮ください。

他の最新プロレス情報はこちらで。

プロレス ブログランキングへ

sponsored link




 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ