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この記事では、NWA ヒューストンに参戦している、レイ・ロウ (Ray Rowe)選手についてご紹介しています。


以前、ヒューストンのNWAの試合を観に行った際に、一番印象に残った選手がRay Roweという選手でした。それ以来、試合結果などを時々気にしているのですが、軒並み良い試合をしているようで、がぜん注目度が上がってきました。

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これがRay Rowe選手。売店にいるときはオーラゼロ。

レイ・”デス”・ロウ選手はこんな選手

レイ・ロウ選手は、Raymond Roweという名前が本名なのか、Ray RoweまたはRay "Death" Roweというリングネームで活躍しています。

ロウ選手はもともとはヘビー級の選手なのですが、タッグを組んでいた大親友のJax Dane (ジャックス・デイン)選手がNWA ローンスターヘビー級のベルトを獲得した際に、「階級かぶってしまって戦いたくない」という理由から、ジュニアヘビー級に階級を下げ、見事NWA ローンスタージュニアヘビー級のチャンピオンになったという逸話があります。(2013年4月に、マイク・デルより王座奪還)

2013年の7月にリッキー・スタークス(Ricky Starks)に敗れて王座を失ったことと、親友のジャックス・デインがこちらもヘビー級王座(NWA ローンスターヘビー級王座)をバイロン・ウィルコットに奪われたことをきっかけに、2013年後半からヘビー級戦線に復帰しました。

なお、ジャックス・デインは最近はロブ・コンウェイとタッグを組んでいるので、レイ・ロウとのタッグパートナー関係は解消してしまったのかもしれません。

Inspire Proにおけるクリス・ヒーローとの熱戦や、ROHに参戦したりと、地元テキサス州だけにとどまらない活躍をしているようです。


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レイ・ロウ選手のファイトスタイル

バンダナを被ったり、全身にタトゥーを入れたりして、ちょっと不良っぽい路線ではありますが、試合スタイルはきわめて正統派ベビーフェイスです。WWEのザ・ロックみたいな立ち位置といえば良いでしょうか。入場すると子ども達を中心に、声援を浴びていました。

身長は180cmあるかないかぐらい(目視)で、アメリカ人レスラーとしてはそこまで大型ではありません。しかし、大日本の関本選手を連想とさせる、堂々とした立ち振る舞いをしています。

必殺技は、KENTA選手のGo 2 Sleepのような膝蹴りです(たぶん名前がついているけど分かりません・・)。フルネルソンの体勢で持ち上げて、落ちてきた相手の延髄あたりに膝蹴りを叩き込みます。

この他、奇麗なジャーマンスープレックスや、コーナーポストにもたれかかっている相手へ、走り込んでのダブルニードロップ (DDTプロレスHARASHIMA選手の蒼魔刀とほぼ同じ)、エクスプロイダー、片膝を付いた相手に正面からのミドルキックなどがあります。何となく、日本で見た事のある技が多いのは、たまたまなのか、それとも日本のプロレスを研究しているのか、気になるところです。


レイ・ロウ選手は、ロックアップ、逆水平、パンチといった基本の動きもしっかり力と体重をかけていて、凄く好きなんですが、ちょっと技のバリエーションが悪い意味で多すぎるかな、と感じます。器用なのは良いのだけど、もう少し方向性を定めた方が良いと思いました。とりあえずレガースしていてもミドルキックは似合っていないです。キャラが若干不安定で、似合わないキックも結構使う点は新日本プロレスの後藤選手を連想してしまいました。


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ちなみにこちらが奥さまのサマンサ・ロウさんです。モデルもやっているのか、スタイルがすごく良くて美人です。レイ・ロウの試合のセコンドにつくので、専属ディーバみたいな扱いです。
(追記:久しぶりに彼らのfacebookをみたら夫婦でなくなってた。離婚したのか、夫婦ギミックだったのか、よくわかりません。)


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レイ・ロウ選手の近況と2014年の予想

2014年は、NWA ヒューストンで、NWA ローンスター王座のベルトを現王者のバイロン・ウィルコットから奪うのではないかな、と予想しています。
また、ROHで開催される8人トーナメント「An Inside Look at the Top Prospect Tournament」にも出場するようです。

出場者はレイ・ロウの他に、コリー・ホリス、ビル・デリー、チーズバーガー、アンドリュー・エバレット、ロマンティック・タッチ、コンゴ、ハンソンの8名。
優勝者はROHの世界TVヘビー級王座(2014年1月時点の王者はトマッソ・チャンパ)に挑戦できるようです。

レイ・ロウ選手は「失うものが何もないファイト」と評されています。2013年夏にもROH参戦し、その際は敗れているので、今度こそROHでもその名を轟かしてほしいところです。

なお、ROHはPPVもやっていて、NWAとは比べ物にならないくらいデカい団体の模様です。NWAって全米規模では人数もいっぱいいるけど、いかんせん構成する個々の団体は地方インディーなのですよね。



レイ・ロウ選手の試合動画

最後に、Youtubeで見られるレイ・ロウ選手の試合動画をご紹介します。



チェスニー選手との戦い。これはかなりの名勝負です。
堂々としたレイ・ロウと、小ズルくてチェスニー選手のファイトスタイルがものすごく噛み合っています。終盤にチェスニー選手がエプロンで放ったデスバレーが驚きです。また、チェスニー選手のオーバーバンプもみものです。場外で逆水平浴びてゴミ箱に頭から突っ込むって…。



こちらは、NWAヒューストンにもよく参戦するキングズ・オブ・アンダーグラウンドのメンバーであるスコット・サマーズ選手との戦いです。サマーズ選手も特徴があって面白そうな選手です。ロウ選手、大型選手相手でも一歩も引きません。



というわけで、NWAのレイモンド・ロウこと、レイ・デス・ロウ選手をご紹介しました。一見するといぶし銀タイプの見た目ですが、すごく華があって良いレスラーですよ!



彼のTwitterです。Follow him on Twitter!!

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こちらはNOAHと仲良かったころのROHのDVD


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この記事では、新日本プロレス、バレットクラブの用心棒ことバッドラック・ファレが過去にNWAヒューストンで試合をしたことについて書いています。


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キング・ファレとタマ・トンガを混同していましたが、Wikipediaで調べて、ようやく区別がつくようになりました。元ラグビー選手だったのがキング・ファレことバッドラック・ファレ。キング・ハクの息子がタマ・トンガですね。キングの子どもじゃない方がキングを名乗っていたので混乱していました。

なお、ファレのWikipediaの経歴に気になる記載を発見しました。
2012年2月10日、若手主体興行「NEVER」で永田とのシングルマッチで敗れた後、武者修行のためアメリカに遠征。NWAヒューストンのリングでアメリカデビュー戦を行った。
どこかの国から帰国したらいきなりバレットクラブに入ったのは覚えていましたが、アメリカ遠征して、しかも私の守備範囲であるNWAヒューストンに遠征に来ていたのですね。

さっそく調べてみました。アメリカで試合をしたのは、2012年の6月、NWA Houstonの"Hotter than Hell"という興行のようです。私はまだ日本にいましたが、NWAヒューストンと新日本プロレスの交流は、この時から既に始まっていたのですね。


さて、注目すべきキング・ファレの試合結果は、というと…たった1文だけでした。
Mysterious Q notched a huge win against New Japan Pro Wrestling superstar King Fale.

ミステリアスQが、新日本プロレスのスーパースターであるキング・ファレに圧勝した。

…コメント付かなかったということはあんまりインパクトを残す事なく敗れてしまったようです。ミステリアスQって誰??


と思ったら、試合動画がありました。(本記事投稿時点で773 view)

体格で勝り、試合を優勢に進めるキング・ファレです。しかし、ファレがランニング式のボディプレスを失敗したのをきっかけに、ミステリアスQがファルコンアロー、ガンスタン、フロッグスプラッシュを立て続けにファレ浴びせて、最後はミステリアスQがファレにフォール勝ちです。

…うーん、確かにインパクトは残せていないですね。無駄にアピールが多い割にダメージそこまで与えてないし、そもそもそんなに悪い事していないから、ブーイングもあんまり浴びていないし。ファレは後ろ受け身は上手ですが、ラナとか619の受け方が微妙。

とはいえ、一番の問題点は、ワイルドさあふれるパワーファイターの相手に覆面レスラーを当てたことですよね。それじゃ痛みとか全然伝わらない。。


なお、やたらと縦長の動画なので凄く見づらいです。もしあなたがこういう動画を作ってしまったら、動画編集ソフトの設定を見直してみてください。もしAppleのFinal Cut(旧バージョン)を使っていたら、こちらの記事を参考にして直してくださいね。

Final Cutで画面比率が異なる動画を扱う(Final Cut Expressその9)(※リンク先は私のブログです。宣伝です。)

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ついでにご紹介しておくと、キング・ファレが出場したNWAヒューストン2012年6月の大会では、Mr.ショウタイムことスコット・サマーズ(Scott Summers)が、アメリカンサイコことランス・ホイト(Lance Hoyt)を破り、NWA テキサス ヘビー級王座を防衛したそうです。ランス・ホイトはもちろん新日本プロレスで活躍中のKESのランス・アーチャーのことです。

(NWAのテキサスのローカル王座がNWA ローンスター王座だと思ってたんですが、NWAテキサス王座っていうのもあるんですね…)

この他、マイク・デルはライアン・ジェネシスと対戦し、無効裁定で、NWA ローンスターヘビー級王座を防衛しました。

※ライアン・ジェネシスとスコット・サマーズはキングスオブジアンダーグラウンドというタッグを組んでいて、KESと対戦したこともあります。

モダン・デイ・ヒーローことケビン・ダグラスは、バレット・ブラウンを破り、NWA世界ジュニアヘビー級王座を防衛しました。

デビッド・デュパロンが王者ロディ・ロッソを破り、NWA ローンスタージュニアヘビー級王座を戴冠しました。これが2度目の戴冠だそうです。


これだけ王座戦が多ければ、そりゃキング・ファレの扱いも小さくなるのも納得、、ですね。



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ファレってなんだかんだ言ってまだデビュー4年未満なので、東京ドーム大会で真壁とシングルしたのってものすごい大抜擢なんですね。アメリカ行かせた甲斐があったってもんだ。


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